掲載記録


2001 トーク・バザールVol.56

表紙の作家 伽井丹彌さん

 世界的に注目されるようになったが、創作スタンスを変えていない。東京、京都、札幌、帯広で開催される個展には毎回多くのファンが訪れる。伽井さんが作る人形は球体関節人形。手足などの関節が人間のそれと同じように曲がる。大きなものは1メートルを超え、人形という概念を超越した存在感を放つ。妖艶でいながら、どこまでも透明な感情をもつかに見える「彼女たち(作品)」は、伽井さんの世界観の映しにちがいない。
 いま、新たな表現の世界を模索中だと言う。初心に返って…と笑うが、本当は旅したばかりのフランスの田舎を思い出しているらしい。主宰している教室の来年の展示会に向けて準備も始まっている。




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